2022-01-01から1年間の記事一覧

コロナ全数把握の見直し

コロナの全数把握の見直しは、多くの人が思うほど簡単ではない。 感染症法第12条で、新型インフルエンザ等感染症(新型コロナ)および1~5類の感染症の患者および感染の疑いがある者(下記の第一号で規定されている)を直ちに全数報告することが規定されて…

日本帰国時のコロナ陰性証明

8/15付けで、日本出国前に日本で取得したコロナの陰性証明書で日本に帰国できることになった。 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C069.html これまでは、海外で取得した陰性証明が必要だった。8/15からは、日本への帰国便の出…

Look west

コロナの第7派に際してやるべきこと。 ① 濃厚接触者の特定をやめる 以前からここに書いており、また多くの専門家が指摘しているように、オミクロンになって以降、濃厚接触者の特定を保健所が行っているあいだに、濃厚接触者のうち感染していたひとは既に他の…

コロナ第 7波

NHKが第1波から現在までの感染者数、死者数、重症者数をうまくまとめてくれている。今のところ感染者数が増えても重傷者もほとんど増えていない。重傷者数は感染者数から少し遅れて増えてくるとは言え、過去のずれと比べてみてもあまり重傷者は増えていない…

コロナ実質的に収束か

相変わらず感染者は出ていて、いまだにTVでも毎日のように感染者数の増減を取り上げています。一方、それにも関わらず5月以降重症者の数は順調に低下し、今は全国にコロナの重症者は36人しかいないことにはあまり触れません。病床もガラガラですので、今の10…

ビザ申請についての在外大使館・領事館の対応

6月1日からの入国者上限2万人に向けて、海外の大使館・領事館にはビザ申請が大量に発生しているはず。このあたりニュースバリューがあるのでTV局は取材するといいですよ。6月10日からは観光目的の少人数のツアーも認めるのですが、こちらもビザが必要なので…

業界からの水際対策緩和に関する要望書

5/12に観光振興協会、旅行業協会、ホテル協会、ホテル連盟、民営鉄道協会、ANA、JAL、JRなどが連名で国土交通省に水際対策緩和を申し入れた。 www.travelvoice.jp 要望書のPDF https://www.jata-net.or.jp/about/release/2022/pdf/220512_demandmizugiwaatte…

6月からは相互主義に基づくビザ免除でどうでしょう

岸田首相が世界に向かって公約した「G7並みの入国制限緩和」を実現するにあたって、相互主義に基づいてビザ免除を再開すればいいのではないだろうか。もちろん観光目的の入国も認める。現在、対象となる国は少なく、G7各国に加えて、オーストラリアやニュー…

水際対策緩和

5月5日に岸田総理がイギリスで行われた会見で「6月には他のG7(先進7カ国)諸国並みに円滑な入国が可能となるよう水際対策を緩和する」「日本は世界にオープンだ。ぜひお越しください」と明言している。演説のビデオを確認したところ、この通りの発言を…

抗原検査で十分?

コロナの正規の検査といえばPCR検査と思い込んでいる方々が多いと思いますが、アメリカ行きの飛行機に乗るとにき提出が義務づけられているコロナの陰性証明書は、PCR検査の結果に加えて、抗原検査の結果も認められています。 PCR検査は早くても4時間、長いと…

水際対策緩和

3月から水際対策がやっと緩和されるようです。 今や何のための水際対策なのかよくわからなくなってしまいます。これだけ国内で市中感染が爆発しているときに、海外からの感染者の入国を恐れて何の意味があるのかよくわかりません。「海外からの入国者=濃厚…

東京もピークアウト

桜前線のように西から東へ各県のピークアウトが進み東京都もピークアウトしました。さすがに下のグラフをみてピークアウトしていないとか、高止まりしているという専門家はいないでしょう。ちなみに、黄色い棒グラフが陽性者数で、黒い線は過去7日間の平均値…

オミクロンピークアウトか

依然として、全国的にはオミクロン株の感染拡大が続いていて、医療のひっ迫を懸念する声も出てきています。しかし、個々の県の感染状況を見てみると、オミクロンがピークアウトしている県もいくつか出てきているようです。特に感染のスタートが早かった沖縄…

濃厚接触者の待機期間

濃厚接触者の待機期間がオミクロン株の特徴に合わせて日々短縮されています。過去の感染者のデータに基づいて社会・経済維持とのバランスを取っているので良い方向に向かっていると思います。 ただ、感染者に対しては重篤化する可能性がある場合は入院措置を…

マスクの効果

新型コロナ前は、マスクは感染症の予防に効果はないというのが医療業界の定説でした。医療従事者がN95マスクを正しく着用すれば確かに効果はあるが、一般人が適当にマスクをしても感染予防効果はないということで、コロナ前は欧米ではインフルエンザや風邪が…

感染症法を理解する

今さら感はありますが、新型コロナ対策に対してどのような法的な仕組みで我々が守られているのかを理解できていなかったので、出来る範囲で調べた結果を共有します。お断りとしては、当方は法律の専門家でも医療の専門家でもありませんので正確性は保証され…

濃厚接触者の追跡

オミクロン株の感染者が急増している地方自治体では、濃厚接触者の追跡を中止するところが出ている。 保健所の業務がひっ迫しており、本当に重症化の危険がある人へのケアを行うためだという。これは当然のことだ。感染したかどうかわからない人より、目の前…

オミクロン株の危険度

健康第一ですので,風邪にもインフルエンザにもかからない方がいいに決まっています. コロナを正しく恐れるために危険度を比較してみます. 致死率 新型インフルエンザ1~2% 季節性インフルエンザ 0.1% (https://www.asahi.com/articles/ASPCT7GMZPCTTIPE0…

オミクロン対策

オミクロンの感染の急拡大が続いています。 その割には日本はパニックにならず落ち着いています。どうすれば感染を抑えられるかというとなかなか難しい状況です。 まずは、昨年の8月にデルタの感染が拡大したときにも緊急事態宣言などでは感染拡大が止まらな…

オミクロン対策

オミクロンが未知の変異種として世界中に広がってから1か月が過ぎた.当初は未知のウイルスであり,1か月ぐらいすると性質がわかってくるから,それまで細心の注意を払っていくことが必要ということだった. さて1か月経って何がわかったかについて日本政府…