マイ・フィクション(6)の後

ドラマ「マイ・フィクション(6)」まで見た人向け

 

6話でかなりの謎が明らかになった。それでもまだ謎が残っている。なぜ祐介の記憶が書き換えられたのか。2年前に何があったのか。なぜ津村たちに車で突っ込んだのか。由梨の記憶は書き換えられているのか否か。子供の父親は誰か。

これらの謎を明らかにするエンディングにはいろいろ考えられそう。①祐介悪人パターン、②祐介正義の人パターン。

前者は、記憶を書き換えらえたのが重い罪で有罪になった人間だけであることから考えて、祐介も実は犯罪を犯しているパターン。室谷の入っている部屋が NV-B3S002。室谷が実験第1号のはずなので2番目の部屋を使っているのは不可解。実は、室谷の前に実験対象になった者がいたのかもしれない。それが祐介で、NVの研究員だった(これは想定)岡崎が亡くなったことに関係している。その岡崎の記憶を祐介に移植したのが8年前。祐介は自分がNVの研究員だと思っている。しかし、元々の祐介は、自分の思い通りにするためは手段を選ばないサイコパス。津田や奈々美を裏切っているのは祐介の本性。7年前の事件では、津田を襲おうとした室谷を由梨が殴って、その罪を被っているという線を押したい。そのショックを忘れるさせるために由梨の記憶を操作した。他にも、ここは祐介と由梨が結婚予定で、祐介が殴った罪を津田が被った線も(少し現実味が薄いが)ありうる。(脱獄したと津田が思っていた)室谷を野放しにした警察の責任ということで。2年前の事故で岡崎の記憶が消えたので、伊川の記憶を入れた。

後者は、祐介が正義の人、例えば、公安の潜入捜査官のケース。NVの技術は悪用しようとすればとんでもないことができる。例えば、政治家の記憶を一部書き換えて日本の政策を変えるなど。その場合は、由梨が祐介も警察官だと言っていたのは正しかったことになる。7年前、津田を襲いに来た室谷を祐介が撃退。祐介は捜査中のため操作対象にならないよう津田が罪をかぶった。津田は警察官として詳しくは知らないが祐介が潜入中であることに気が付いていた。罪も正当防衛で軽いものになると思っていたので被った。津田に車をぶつけたのは、香坂やNVの信用を得るため。実際、車の前方にぶつかっていて怪我も比較的軽かった。2年前に、何かの理由で潜入捜査がばれそうになり、自分の記憶を書き換え、丁度実験が始まりそうだった奈々美の相手となり、追及を逃げた。津田の婚約者の由梨を守るため結婚した。子供は誰の子供でもストーリとしては成立しそうだが、やはり津田の子供で祐介は津田のためにも家庭を大切にしようとしているというのが腑に落ちる。

どちらにせよ、叔父(ということになっている)の藤谷がラスボスと予想。子供の父親については、現時点で公式HPの相関図には子供と祐介の間に線がまだ引かれてない。由梨の元に戻ったのだから一時的にでも線を入れるべきだが、そうしないのには意味があるのだろう。しかも、津田と子供の間にいかにも線を引きそうな配置になっている。

マイ・フィクション(5)の後

ドラマ「マイ・フィクション(5)」まで見た人向け

 

かなりドラマの背景が説明されたので、予想するという感じではないのかもしれませんが、かなり推理ドラマっぽく構成されているので、この先の展開が気になります。

ここから先は予想ですので、まったく外れているかもしれません。ドラマの中で気になる点は①二宮由梨(森川葵)は母親の葬儀の記憶がない(第3回)、②由梨の部屋と介護施設にパッチワークが飾られている、③カレンダーが放送時期とほぼリアルタイムで進んでいる。

このドラマの今は、放送時点と同期していますので、7年前の出来事は2019年のこと。伊川真弓(宮澤エマ)の放送中の2026年6月作成での個人記録の年齢が36歳で、生まれが1990 年ですので、このあたりの時間軸も整合しています。ドラマ内のカレンダーも進行とともに6月から7月に変わっていきます。

さて、これらの時間軸に合わせて妄想気味にストーリを考えてみます。まず、犯罪者を刑務所に入れるのではなく、人格を書き換えて市井で監視しながら更生させる、という国家プロジェクト(パーソナルシフトプログラム)がベースにあります。2018年頃、このプログラムを開始し、その第1弾が室谷隆敏(吉村界人)で、殺人犯でありながら、特別保釈の形で釈放されます。本人は記憶を書き換えられていて、善良な市民になっているはずでした。しかし、2019年の3月頃、室谷は記憶を取り戻し、自分を逮捕した刑事津村大輔(野村周平)を襲おうとします。室谷の監視についていたのが研究員の二宮祐介伊川正樹(玉森裕太)です。実際に襲ったのは、津田が結婚予定だった由梨。そして室谷を由梨が殺してしまう。

由梨をかばうために津村が罪を背負う。ここでたぶん津村も自分が犯人であるかのような記憶操作を受ける。津田は記憶操作を受けたことに気が付いていないか、忘れている。二宮祐介(玉森)が責任を感じて、由梨の生活に責任を持つことに。祐介、由梨の記憶を書き換え、津田のことを消去している。事件が 2019年 3月頃なので、妊娠5か月の日付から考えると、時期的に由梨の子供は津田の子供の可能性が高い。スピンオフ2回目で、津田がもうすぐ結婚すると話している。服装から3~4月。津田の婚約者が他にいたならば出所後すぐに会いにくるはず。全く登場しないので他のキャスティングはないと想定。なお、津田は、組織的な記憶操作については知らないか、忘れているか。でも由梨のことは覚えている。第3回で由梨と対面したときに、「俺を覚えているか?」という顔をしていた。さらに、真弓=奈々美の夫を殺したのも、時期的に室谷の可能性がある。このときはプロジェクトを隠すためにうやむやにし、奈々美を犯人で着地させた。

刑務所に入った津田は由梨と祐介のことが気になるので、記者にモニターしてもらっていた。出所後、当然幸せに暮らしているはずの祐介が2年前に死んだことを知る。同時にそっくりな人物がいることを記者から知る。不思議に思った津田は捜査を始める。祐介は2年前に事故にあい、そのショックで記憶が戻ってしまった。しかも、由梨との生活に戻すような書き換えができなくなっていた。そこで新しく隔離した別の家庭を設けて、そこで真弓の更生のために暮らす実験に入った。なんやかんやあり、真弓の記憶が戻った。正樹=祐介の記憶はまだ戻らない。

津田はプロジェクトの邪魔になることから命を狙われる。しかし、記者がからんでいることからプロジェクトの全貌が報道され、祐介・由梨の記憶も戻される。意外な展開としては、津田と由梨と子供の3人の生活がスタートする。祐介は脳機能の研究員に戻る。なお、このプロジェクトの発案者が藤谷治(佐戸井けん太)。

7割外れているかもしれませんがよしなに。

 

エンジンオイル

原油の輸入が長期間にわたって停止すると経済活動に重大な問題が起きることは明白ですが、たちまちの問題として、エンジンオイルの不足が起きているようです。早急な対応が必要です。

エンジンオイル自体の供給は以前から国内生産の減少が発生していたようですが、石油会社の系列によっては、街のガソリンスタンド対して出荷制限がかかるレベルになっているようです。

首班指名

首班指名の行方が混とんとしている。

計算上は野党連合の候補者が総理に選出される可能性もあるようだ。ただ、過半数をとれない野党連合はすぐに瓦解する。基本政策が完全に一致しないうちに、形だけの政権交代をおこなってもすぐに閣内不一致が起きる。野合だという理由で内閣不信任案がでれば、自民党に加えて他の野党も加わっていつでも可決する。極端には、首班指名直後に不信任案可決ということもありうる。高度な作戦としては、一旦野党に政権を渡して、補正予算審議で混乱を引き起こして即不信任案可決という手もある。

また、TVでは衆議院の数だけで首班指名が決まるかのように報道しているが、日本は2院制をとっている。計算上、参議院の方は2,3の野党がまとまったとしも自民の候補が首班指名されるだろう。衆議院の優越があるので衆議院の選出で決まると思っているかもしれないが、その前段階として、衆参で首班指名が異なったときは両院協議会でどちらを選ぶかを決める。たとえば、票数の合計が多い方を選ぶという結論もありうる。ここで見落とせないのは、両院協議会のメンバ各10名は両院の議長が指名するのが慣例。衆参の議長はどちらも自民茂木派の出身。いろいろなドラマがありそう。

実際には、3党以上の政党間で連立の合意をするのはありえないぐらいハードルが高いため、各政党の議席数に応じた投票により首班指名の結果が決まると考えるのが普通だろう。

Air Canda

日本のTVニュースではまったく伝えられてないが、日本とカナダ、およびカナダ国内の航空路線をカバーしている航空大手のエア・カナダがストライキのため 8月16日から3日間全世界で運航を停止している。

日本からカナダに行けない旅行者やカナダから日本に帰れない旅行者が数千人ぐらい発生していると思われる。新幹線が3日間運休するぐらいの大ニュースなのだがどこも取り上げていない。日本のメディアはあいかわらず世界の情報に疎い。オールドメディアはすぐに成田空港や羽田空港で取材した方がいい。

トランプ関税

対日トランプ関税が15%で合意したようだ。これは良いニュースだが、その代わり80兆円の対米投資をするという。

その詳細を米側の交渉責任者のLutnick商務長官が説明している。

 

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アメリカ政府側の交渉相手なので適当なことを言っているはずはないので、インタビューの内容をそのまま信じれば、実態は、日本は80兆円をアメリカに差し出すという合意だ。この原資はどこから出すのだろう。税金から出すのであれば国民はもっと怒っていい。輸出企業を支えるために税金を使うのだから。日本では投資と説明されているが、実際はアメリカが国内投資をする資金を日本が80兆円まで黙って提供する、という合意だと説明されている。何に投資するかの権限はアメリカにある。日本企業がアメリカに工場を新設するような話はこの80兆円には含まれないとはっきり言っている。投資で得た利益の90%はアメリカが取り、10%を日本が受け取るという(このあたりを話ながらあまりにもアメリカ有利な条件なのでLutnikは笑ってしまっている)。第2の日米修好通商条約といってもよい。利益の10%を日本が得るといっても、投資のリターンが5%とすると、日本の取り分は0.5%であり、こんな質の悪い投資はない。まだアメリカ国債を買って4%の金利をもらった方がよっぽど安全で割りが良い。

日本の対米貿易黒字は年9兆円程度だ。ということは、日本の貿易黒字9年分の資金をアメリカに差し上げるという約束をしたということになる。実際は、9兆円の対米黒字に対米デジタル赤字が入ってないので、実質の対米黒字は4~5兆円ぐらい。一方、日本の対米輸出額が20兆円ぐらいなので、その25%は5兆円。80兆円あれば、16年分のアメリカ関税分を日本企業に対して埋め合わせられる計算になる。テクニカルには輸出補助金をかけるとアメリカがさらに関税額を上げるので、研究開発費の支援、AIや核融合などの重要科学技術分野の研究員の人件費補助(年収5000万円ぐらいまでに底上げする)など、に使えばよい。

そもそも対日25%とか35%の関税とか言っていた関税率自体が根拠のないものなので、日本はまともに取り合う理由はなかった。ただ、アメリカがすべての国に対して一律10%の関税をかけて、国の歳入をまかなえるというのはアメリカの内政の問題なので勝手にやってもらえばいいが、25%とか50%とかいう商売に影響がでる割合のときには、日本側のカードをもって交渉すればよかっただけだ。日本には強力なカードがある。例えば、それを円安解消といった理由をつけて1,2回使って示威行為をしておけばよかった。4月に日本のファンドがアメリカ国債を大量に売ったとき、日本が世界を救ったと感謝されていた。トランプが3か月の関税猶予を全世界に対して発表したのは日本の功績だと言われいる。外交交渉はカードの出し合いなので、日本の持つ最強の切り札(trump)をトランプ大統領に示していないのではないだろうか。その切り札を使うと日本は大損するという気弱な意見もあるが、アメリカの国家財政は破綻するのでアメリカの被害の方がはるかに大きい。

もう少し平和的には、アメリカ国債アメリカの対日貿易赤字分購入するという約束をして、4年間様子を見るという解決策でもよかったのに、とても残念だ。

 

 

年金改革

年金については話が複雑すぎてよくわからない。

日本の年金制度の問題は、年金保険だという原理原則がうやむやな制度になっていること。まず、年金を受け取るために私たちが払っているのは「保険料」だ。日本年金機構のホームページにも「厚生年金保険料額表」というのが掲載されている。

改めて言うまでもないことだが、保険というのは17世紀のイギリスで誕生した制度で、当時は船舶の航行リスクを船主以外のアンダーライターが引き受けるというものでした。一般に保険は、確率的に発生する未来の事象のリスクを多くの同じリスクを抱えている人たちで分担することで、個々の負担を軽減する制度。

たとえば、毎年1%の確率で治療費10万円が必要になるリスクがあったとする。1人でこのリスクに対処するなら10万円を確保してかないといけない。しかし、医療保険により100人の人が毎年1000円ずつ持ち寄れば、100人のうち治療費が必要になった1人は10万円を1000円の保険料で受け取れる。これが保険の存在意義だ。

年金も理屈は同じ。自分が何歳まで長生きするのかわからないので、個人毎に生活費を完璧に用意しようとすると、何千万円という貯金を70歳ぐらいで確保しておく必要がある。今は平気で100歳以上生きることがあり、その時に貯金が底をつきそうになっても働くことはできない。これを防ぐため、年金として国民全体で負担を均しておくと、平気寿命あたりで丁度払った金額が戻って来るような保険料を払うことにより一生の安心が買える。

今の日本の年金は、厚労省の言葉によると「仕送り方式」になっている。自分か払った保険料が自分の年金として戻って来るのではなく、今年金を払っている人の保険料で今年金が必要な人が年金を受け取っている。たぶん、ここから制度設計が間違っているのだろう。イギリスでは、年金保険料を払った額に応じて年金がもらえる制度になっている。アメリカでは、401Kにより自分で投資した金額に応じて年金を受け取る制度になっている。

日本も早く年金制度を抜本的に見直して、支払った保険料を国が運用して、老後に支払った額は期待値として受け取れる制度にしないといけない。とはいえ、月5万円程度の最低限の生活費(老後のベーシックインカムのようなもの)は税金から支出して、その上に自分が払った年金額が平均寿命までに毎月受け取れるような制度にしないといけないかもしれない。こうしておけば、公平でどれだけ高齢化になってもそれぞれの保険料が戻って来るのであるから問題がおきない。

今、年金保険料を払っている人の保険料をプールして老後まで運用する制度に切り替えると、今、年金を受け取っているひとのための原資がない、ということになる。現在、250兆円ぐらいを年金積立金管理運用独立行政法人(GIPF)が運用していて、83兆円ぐらい毎年年金として支出している。ただ、愚直に掛け金をすべてプールして、老後に支出するという制度にする必要はなく、収支が年単位でマイナスにならなければ、今年の掛け金で今年の年金を払ってもいい。そうすると今の「仕送り方式」と変わらないように聞こえるが、平均寿命まで生きれば払った分だけ必ずもらえるように運用することを国が保証する点が違う。

高齢化を見据えて、70歳から85歳まで15年間月30万円を年金を受け取るように設計してみる。30万円×12ヶ月×15年=5400万円。22歳~70歳まで働くとして、単純平均で月9万円ぐらいを年金保険料として払うことになる。実際には収入に合わせて合わせてこの金額になるように傾斜させる。再度言うと、単に貯金するのとは違い、保険なので月9万円で物凄く長生きしたときのリスクに対応できる。毎年平均一人9万円×12ヶ月=108万円の保険料×6000万人=64.8兆円。そのままでは、15兆円ぐらい毎年マイナスだが、インフレと250兆円の資金の運用益を考えれば、不足分は補えそう。

最後に、厚生年金の積立金を国民保険に流用するという案は、保険の原理原則からすると理にかなってない。厚生年金保険の積立金は厚生年金保険料を払った人の保障のためのお金であり、払ってない人の保険金として使うのは問題がある。裁判になりそうな気がする。お金のあるところから持ってくれば良いというのは、行政運用上は良いアイディアかもしれないが、最近の日本人は結構原則論に敏感になっている。99.9%の人が得するかどうかは問題ではなく、正しい制度かどうかが問われている。99.9%の人が得する制度は他にもいくらでもあるのだから。