兵庫県知事選

兵庫県には縁もゆかりもないことから知事選についてウォッチしていなかったので、斎藤知事が再選されたことには結構驚きました。 再選後、TVを中心としてメディアは過去に報道してきたことと反する民意が示されたことで反省半分、言い訳半分という感じです。…

過払い税

103万円の壁を上方に移動することで税収が大きく落ち込み、また高所得者ほど減税額が大きくなることをメディアが問題にしています。 確かに減税策として見ると逆進性がある政策なので筋が良くないという気もします。しかし、「ブラケットクリープ」を理解で…

ブラケットクリープ

今注目されている103万円の壁についての説明の中に時々「ブラケットクリープ」という聞いたことのない用語が出てきて、??と思っていたけど、理解してみると、日本経済の現状を理解する上でとても重要な概念でした。 Cambridge Dictionary では bracket cre…

衆議院選後

1ヶ月前のブログで、今衆議院選をやると不測の事態が起こることを懸念していましたが、その通りになってしまいました。どの党が軸になったとしても、民意に従って国の運営を円滑にやってもらえればいいことなのですが、現状、どの党も過半数をとれていない状…

衆院選挙?

衆院選挙を近々に実施するのが確定路線のような報道がある。なぜ「今」というが素朴な疑問。何を問うために解散するのかわからない。今やると党利党略と言われてもしかたない。衆議院の任期が来年10月までですので約1年以内には必ず衆院選挙があるわけです、…

株安

今日の日経平均は過去2番目の下げ幅。 なぜ政府も日銀も、せっかく順調に好況を続けていた市場を荒らすようなことをするのか不思議だ。為替介入して円高に動かし、急激に円高になったところでさらに金利を上げれば、大幅な株安になるのは明らか。過度な円安…

東京湾

あまり根拠のないことを書きます。 前から気になっていたことなのですが、鹿児島湾と東京湾がかなり似ています。日本地図から湾の地図を切り取ってみるとスケールもほぼ同じです。既に気が付いている方が過去にも現在にも何千人もいると思いますので、新発見…

もしトラ・もしハリ

もしトラから確トラ、などと言われていますが、ハリス氏が民主党から出馬することが確実になり、先行きがわからなくなってきました。ハリス対トランプの支持率は現時点で殆ど同じ42%程度ですが、中にはハリス氏が2ポイントリードという調査結果も出ています。…

円安緩和?

7/12あたりの為替介入を切っ掛けに1ドル156円~157円に円高になってきました。 以前から、為替介入という対処療法ではなく、利上げなどによる抜本的な円安対策をすべきという立場ですが、一時的に円安を防いでいるので為替介入に効果がないということではあ…

円安継続

円安傾向が続いていて、それを止めるため先週の金曜日 7/12には為替介入があったのではと言われています。公式発表がないが、当座預金増減要因の予想値と市場推計値の差額である3.5兆円ぐらいを投入したもよう。 前にも書いたように為替介入は原則すべきでは…

Hinet

防災科学技術研究所が公開しているHinetというとても便利で有用な地震情報サイトがあります。このサイトを過去10年間ぐらいほぼ毎日見ています。下の図のような表示で過去24時間の地震の場所と総数を見ることが出来て、下図上のNの数が通常200~300の間で変…

円安と国力

一瞬1ドル160円の円安に達したこととでがっかりしているひとたちがいるようです。日本の国力が50年ぐらい前に戻った、日本が衰退したような嘆きもみかけます。でも本当にそうでしょうか。 今の円安は1ドル70円になったときの経験から円高対策として、継続的…

円安報道

1ドル160円に向かって円安が続いている。これを受けてTVではGWの海外旅行者が円安で大変だというニュースをどのチャンネルでここぞとばかりに流している。旅行者にインタビューしたり、現地からレポートで2人のランチが4000円になる、といった視聴者の興味を…

さらに円安

Youtubeなどで円安に関する解説動画やニュースをいくつか見ていて思うのは、ベテランのエコノミストほど現状の分析の説明がしっくりこないこと。現在の円安は教科書にないような前例のない現象で、それを過去の経験や過去の経済指標から理解しようとするとだ…

円安

日本の外に住んでいるひとの中に、現在の円安がメリットの人とデメリットの人がいる。メリットになっているひとは海外の通貨で給料をもらっている人。現地採用の人。デメリットになっているのは日本で雇用されていて給料が円ベースのひと。この辺の話題を振…

Covid-19振り返り

2019年末頃から拡大した新型コロナ感染症はスペイン風邪以来の100年に一度の世界的災害だった。この機会に新型コロナ危機について振り返っておきたい。日本では2023年5月に新型コロナは感染症法上の5類となり公式に収束(終息ではない)した。8月現在では、…

5月から5類移行

5月8日から新型コロナウィルス感染症は5類に移行することになっている。実際にどのような法的手続きで進むのか気になった。 まず、おさらいとして、新型コロナは、現在感染症法上の新型インフルエンザ等感染症として規定されている(第6条7)。TVで2類相当と…

Hinet

Hi-net自動処理震源マップで過去24時間に自動観測された地震の数を確認するのを日課にしている。 通常、過去24時間で300回ぐらいの地震があり、この数が250回ぐらいまで下がると日本のどこかで震度4ぐらいの地震があり、稀に震度5~6ぐらいが起きる。大きな…

応召義務についての補足

ネット上で特に医療関係者が、応召義務について患者さんが誤解しなように注意喚起している記事をみかけます。前回、応召義務について少し書いたので、捕捉しておきます。 先に紹介した下記の解説記事に書かれていることとの整合性を簡単にまとめる。 コロナ…

コロナ5類時の診療

1年ちょっと前に、南アフリカの医師の報告を紹介し、オミクロン株がそれまでのコロナと比べるとかなり軽い症状しか引き起こさないということをこのブログで報告して、その時点で5類扱いを提案していた。それがやっと現実のものとなった。今、新型コロナが5類…

新型コロナが4月から5類に

2023年4月から新型コロナが季節性インフルエンザと同じ感染症法第5類扱いになると報道されている。これでやっと、欧米のような社会運営になる。基本的には、新型コロナ前の社会に戻り、新型コロナはインフルエンザと同じ扱いで社会に定着するということだ。…

コロナ全数把握の見直し

コロナの全数把握の見直しは、多くの人が思うほど簡単ではない。 感染症法第12条で、新型インフルエンザ等感染症(新型コロナ)および1~5類の感染症の患者および感染の疑いがある者(下記の第一号で規定されている)を直ちに全数報告することが規定されて…

日本帰国時のコロナ陰性証明

8/15付けで、日本出国前に日本で取得したコロナの陰性証明書で日本に帰国できることになった。 https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C069.html これまでは、海外で取得した陰性証明が必要だった。8/15からは、日本への帰国便の出…

Look west

コロナの第7派に際してやるべきこと。 ① 濃厚接触者の特定をやめる 以前からここに書いており、また多くの専門家が指摘しているように、オミクロンになって以降、濃厚接触者の特定を保健所が行っているあいだに、濃厚接触者のうち感染していたひとは既に他の…

コロナ第 7波

NHKが第1波から現在までの感染者数、死者数、重症者数をうまくまとめてくれている。今のところ感染者数が増えても重傷者もほとんど増えていない。重傷者数は感染者数から少し遅れて増えてくるとは言え、過去のずれと比べてみてもあまり重傷者は増えていない…

コロナ実質的に収束か

相変わらず感染者は出ていて、いまだにTVでも毎日のように感染者数の増減を取り上げています。一方、それにも関わらず5月以降重症者の数は順調に低下し、今は全国にコロナの重症者は36人しかいないことにはあまり触れません。病床もガラガラですので、今の10…

ビザ申請についての在外大使館・領事館の対応

6月1日からの入国者上限2万人に向けて、海外の大使館・領事館にはビザ申請が大量に発生しているはず。このあたりニュースバリューがあるのでTV局は取材するといいですよ。6月10日からは観光目的の少人数のツアーも認めるのですが、こちらもビザが必要なので…

業界からの水際対策緩和に関する要望書

5/12に観光振興協会、旅行業協会、ホテル協会、ホテル連盟、民営鉄道協会、ANA、JAL、JRなどが連名で国土交通省に水際対策緩和を申し入れた。 www.travelvoice.jp 要望書のPDF https://www.jata-net.or.jp/about/release/2022/pdf/220512_demandmizugiwaatte…

6月からは相互主義に基づくビザ免除でどうでしょう

岸田首相が世界に向かって公約した「G7並みの入国制限緩和」を実現するにあたって、相互主義に基づいてビザ免除を再開すればいいのではないだろうか。もちろん観光目的の入国も認める。現在、対象となる国は少なく、G7各国に加えて、オーストラリアやニュー…

水際対策緩和

5月5日に岸田総理がイギリスで行われた会見で「6月には他のG7(先進7カ国)諸国並みに円滑な入国が可能となるよう水際対策を緩和する」「日本は世界にオープンだ。ぜひお越しください」と明言している。演説のビデオを確認したところ、この通りの発言を…