コロナ感染拡大により医療ひっ迫か

現在の東京の病床使用率は現在28%。感染拡大とともに中等症以上の人が増えていくかもしれないと思うと、確かに今後が心配になる。

 

www3.nhk.or.jp

少し安心な面もある。年代別で死亡率を見ると、感染者のうち80歳以上では11.1%の死亡率であるのに対して、10代はゼロ、20代もゼロ、30代0.1%、40代0.1%、50代0.4%、60代1.7%、70代5.2%と偏りがある。変異ウィルスにより、若年層で重症化した人が出ているという噂はあるが、データでは裏付けられていない。ニュースで言っている若年層は、高齢者より若い50代を指している(ミスリーディング)。

 

簡単に言えば、基礎疾患がなければ、40歳以下の死亡率はぼぼゼロ、50歳以上になると高齢者の1/5~1/50ぐらいのリスクがある。ということは病床使用率も10%以下で今後推移する。実際5月に1400人ぐらいいた全国の重症者数がついに400人を下回っており、このところほぼ単調に下がってきている。

 

高齢者の80%がワクチン接種を7月で終えるペースで進んでいるので、今後高齢者の重症化はほとんどなくなることを考えると、重症化・死亡者はざっくり1/10以下になる。

今後、50~60代のワクチン接種がすすめば、基本的に重症化・死亡者がほとんどいなくなる。これからの2ヶ月でコロナの感染状況は劇的に変わるでしょう。若者のワクチン接種が完了する年末ぐらいまでは感染者は毎日1000~10000人ぐらい出るでしょうが、ワクチン接種前でも92%の若者は無自覚のまま回復し、発病した8%も基礎疾患がなければ軽度で回復する。

 

ただ、軽度であっても、味覚障害や頭痛、集中力がなくなる、など後遺症が残ることがあるので、若者が感染しても全然大丈夫ということではない。若者(10代20代)も自分を守るために、最大限感染しない努力をするべき。

 

余談だけど、変異ウィルスでは、味覚障害があまり発生しなくなっていて、急激な呼吸困難も減っているという現場の声をみかけたのだけど、本当なのか今後の統計的なデータが気になる。