2009年1月20日、オバマ氏Barack Hussein Obamaが第44代アメリカ大統領に就任しました。
初めての白人以外のアメリカ大統領の誕生というこの歴史的瞬間を忘れることはないでしょう。
多くのアメリカ人はいまだにこのことが現実になったことが信じられないようです。
就任演説inauguration speechではあえて自分がアフリカ系であることを前面に出さずに、人種・宗教を超えた協力を呼びかけているところがとてもうまいと感じました。マーチン・ルーサー・キングの夢I hava a dream ... を俺が叶えてみせるといったスピーチも可能だったのでしょうが、そうすると人種間の亀裂を広げることになりかねませんから。演説の最後あたりは、キング牧師を彷彿させる熱弁になっていたように記憶しています。
こんなに国民に支持されている切れ者が国のトップにいるというのは幸せなことです。前大統領も人柄はよかったのですがね。ブッシュ時代には独走癖のあったアメリカが思慮分別ある政策をとってくれることを期待しましょう。
蛇足ながら日本のオバマ氏も少し前にシカゴの新聞で紹介されています。
http://www.chicagotribune.com/features/lifestyle/chi-japanese-obama-1028oct28,0,210636.story