さて9月になりました。9月は世の中が大きく動いていきそうです。

鳩山由紀夫氏が日本の総理大臣になると、日本初の博士号を持った首相が誕生することになります。

これは、麻生さんのカトリック信者の首相に続く画期的な出来事です。日本でも博士という肩書きはそれなりに認知されていますが、海外ではDrの肩書の効果は絶大です。たぶん鳩山さんがこれから相手にする海外のマスコミや政治家たちはインテリ層で学歴には敏感ですから、スタンフォード+PhDという組み合わせはほどんどの相手から敬意をもって迎えられるでしょう。大学や研究所などDrが当り前の環境だと関係ないのですが。

これからスタンフォード人脈をうまく使えば、アメリカとの付き合いもスムーズにいくのではないでしょうか。確か、新しいアメリカ駐日大使のジョン・ルース氏もスタンフォードの法学のPhDですね。鳩山さんは経営工学ですが。たぶん鳩山さんはスタンフォードのカレッジ・リングを持っていると思われますので、これをつけておけば世界中フリーパスです(冗談です)。
http://www.herffjones.com/college/stanford/assets/images/Stanford_PRODUCT_RING.jpg

鳩山さんが昔(スタンフォード後、東工大助手のとき)どんな研究をしていたか調べてみると↓こんな感じです。
http://ci.nii.ac.jp/lognavi?name=nels&lang=jp&type=pdf&id=ART0001514931

MARKOV MAINTENANCE MODELS WITH CONTROL OF QUEUE


HATOYAMA YUKIO
Department of Management Engineering, Tokyo Institute of Technology


Discrete time Markov maintenance models are coupled with the theory of control of queues. Each system has an operating machine, spare machines and a repair facility. A decision maker has the option of opening or closing the repair shop when there are machines waiting for repair service, as well as the option of repairing or leaving an operating machine. A two-dimensional control limit policy is defined, and sufficient conditions for the optimality of a two-dimensional control limit policy are obtained for each model.

専門が違うので細かいところまではフォローできませんが、複数の機械の故障と修理のプロセスを待ち行列理論を使って数学的にモデル化し、最適条件を求めた論文です。英語もクリアで品のある英語で素晴らしいです。しかもこのころはタイプ打ちですから今の何倍も大変だったはずです。まあ、とくかく日本が世界に誇れる優秀な人材であることは間違いないです。オバマさんはハーバードの法務博士ですが、なんとなく鳩山由紀夫氏とタイプが似ているので話が合うかもしれません。

蛇足ながらゴードン・ブラウン首相もエディンバラ歴史学博士だそうで。知らなんだ。