アメリカの金融安定化法案は上院・下院ともに可決され、大統領が署名して成立しました。

これでなんとか世界的な経済危機の山はひとまず超えたように思います。ただし、日本のバブル崩壊のときを思い出すと、今後資本注入が必要になることもあるでしょうし、そのための法案が可決できるかどうかがアメリカにとっての正念場でしょう。

この危機はもしかすると、対応次第では日本にとってはプラスにできるかもしれません。負債を押し付けられないように注意しながら海外の金融機関をうまく支援できれば、現在のロンドンの地位付けを東京が果たすことができるかもしれません。すでに野村証券などが破たんしたリーマンの欧州部門などのを買収しようとしています。

日本は今サミットの議長国なのですから、うまく立ち回ればなにか画期的なことができるかもしれません(なにか具体的なアイディアがあるわけではないですが…)。

新聞報道では衆議院を解散するとかしないとか言われてますが、この世界的危機にサミットの議長(=日本国総理大臣)を不在にすることが果たして日本の国益にかなうのか疑問です。