ロシアの大統領が北方領土を訪問したことが日本で大きな問題になっているようです。

なぜこの時期にというと、たぶん尖閣諸島の問題が発生した後の9/28の中露首脳会談でなんらかの合意があったのでしょう。
http://www.asahi.com/international/update/0928/TKY201009270402.html
この首脳会談後に、ロシア大統領が北方領土を訪問しようとして、悪天候のため中止したという経緯あるので、中国側のうまい条件についロシアが乗ってしまったというところなのだろう。

これは中国としては大成功ですが、ロシアとしては失ったものが大きいことに気がついていないようです。

民主党の外交はセンスがないです。ただ抗議したり、駐ロ大使を召還しても効果はありません。はっきりと以下のようなメッセージをロシアおよび世界中に発信すべきなのです。

(1)1993年の日露東京宣言で北方4島の帰属については、両国が話合うことで合意している、両国間の領土問題の対象地であることを深く認識すべきだ。
(2)よって、日露間の友好的な話し合いを通じて領土問題を解決する態度をとらない限り、ロシアのEU加盟の可能性は永遠にない(EU加盟には国境線の画定が条件になるため)。
(3)よって、ユーロビジョンやフットボールについても、ロシアはヨーロッパ圏から離脱するべきだ。(ここは話題づくりのために、冗談として言うところ)