消費税というのは、非関税障壁として使えるわけです。

消費税を上げると消費が停滞して不景気になる、というのが普通の認識でしょう。ところが、変な話ですが、もし、消費税増税分を国内産業の保護・育成のために使うと、国内産業だけ消費税の影響が緩和され、外国企業はそのまま消費税アップの影響を受けます。ということで、非関税障壁として使えるわけです。

もちろんあからさまに国内企業だけに補助金を出すとかすると外交問題になりますが、たとえば、国内の企業の高度IT化の支援とか、研究開発の支援とか文句の出ない方法もあるわけです。

みかけのデフレの阻止にもなるのですから、この際、消費税を8%まであげて、その税収をそのまま国内産業育成・支援に使うというのは結構良い方法だと思うのです。特に、外国からの安い製品に対しする対応策になります。