とても面白い冗談を聞きました。面白いといっても笑えるのではなく興味深いという意味です。

スコットランドの一部の人はイギリスから独立して、EUに完全に入ることを望んでいます。つまりイングランドの影響下から抜けて、EUという大きな枠の中に入ってしまうということです。そうなると、イングランドは逆にアメリカとの協力を深めて、NAFTAに入ってしまうかもしれません。

一方カナダではケベック州が独立を目指しています。もし、ケベックが独立すると、ケベックEUに入り、残りのカナダはアメリカ連邦に併合される、とアメリカ人は考えているようです。

こうなると、ヨーロッパにアメリカと一体になりたい人たち(=イングランド)がいて、カナダにEUに加わりたいひとたち(=ケベック)がいることになるので、いっそのこと、ケベックイングランドで国民全部を総入れ換えをしたらスッキリするね、というのがその冗談です。

こんなことは実際にはありえないですが、今後の10年ぐらいで国境線がどんどん変わっていくかもしれません。

日本もEUに入れてもらうと結構幸せなのではないでしょうか(そのためには、すべての領土紛争を解決して国境線を確定する必要があります)。