自分や家族の健康を考えると、やはり新型の豚インフルエンザが気になります。

東京都インフルエンザ情報によると、なぜかちょっとインフルエンザの流行のペースが落ちています。この分だと9月末あたりに流行のピークが来そうです。

だからと言って安心はできません。空気が乾燥する冬にむけて大規模な流行になるかもしれないわけですし。こうなるとワクチンはあまり性急にならず安全性を確認したあと、冬に向けて11月ぐらいからの接種でいいのではないでしょうか。たしか季節性インフルのワクチンの効果は4ヵ月ぐらいで切れ始めますので、これと同様だとするとあまり早い接種だと2月はじめぐらいにワクチンの効果が切れてしまいそうです。

インフルエンザのワクチンよりも効果的な社会的対処方法は他人にうつさないことです。ひとりが感染させる人数を1未満にできれば自動的に収束します。そのためには、発熱した人は病院へ行く以外は外出しないことです。買い物にも行けないので食糧・生活必需品の備蓄が必要です。これまでのレポートによると、発熱してしばらくすると感染力のあるウィルスが出はじめて回復するまでウィルスが咳とともに飛ぶようです。おかしいなと思ったらすぐに検温するのが良いと思います。飛沫感染を防ぐには不繊維マスクが有効です(予防には効きませんが、感染者が他人にうつさないためには有効です)。

まとめると、(1)こまめに検温する、(2)発熱した人は家庭内で隔離する、(3)感染者は病院へ行く以外外出しない、(4)食糧等は1週間分備蓄しておく、(5)発熱・咳の症状があれば必ずマスクをする、といったところでしょうか。

インフルエンザは風邪と違って、季節性のものでも国内で年間1万人程度の死者がでる病気です。新型もこれと同じかそれよりも少し重篤化する率が高いようですので、高熱が出たらすぐに近くの病院に電話して診てもらった方がいいです。特に乳幼児は突発性発疹などの他の病気でも発熱しますが、高熱がでたらすぐに小児科のお医者さんにコンタクトして診てもらうことです。