以前書きましたように、イギリスではスーパーなどでもデビットカードで支払う人をよくみかけます。

使い方は、支払いの時点でカードを端末に差して、端末に表示されている金額を確認して、4桁のPINを入力するという手順になります。PINの入力はできるだけ周囲の人にわからないようにしなければいけません。また、スーパーなどではサインで処理しているのは見たことがありません。

よく行くスーパーでは、6〜7割ぐらいの人がカードで支払いをしています。クレジットかデビットかのどちらかはわかりませんが、わざわざ金利のかかるクレジットにする人はそんなに多くないように思います。

さて、イギリスに長期滞在で来るなら絶対に持ってきたほうがいいのが、ずばりイーバンク銀行
VISAデビットカードです。日本の口座のお金をイギリスにいながら低い手数料で使えます。ATMから現金として引き出したり、レジで支払いに使ったりできるのです。イギリス国内で使える場所もイギリス発行のデビットカードと違わないはずです。

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日本の銀行のキャッシュカードでも国内ならJデビットという支払いができますが、これは日本独自規格のため、海外では使えません。現時点ではイーバンクスルガ銀行のどちらかのVISAデビットカードを使うことになると思いますが、両方とも為替手数料は1.63%ですが、イーバンクの方は海外ATM引き出し手数料がないのでかなりお得です(スルガは一回210円)。こちらで1万円相当を引き出すと163円の手数料がかかる計算になりますが、日本のATMでも時間外ならもっと手数料をとるので、海外での引き出しということを考えるとかなりリーゾナブルです(ただし、バプの中や外に設置されているATMなどATM所有者が手数料が取るものがあります)。

100万円といった支払いをするのなら、日本から送金したほうが手数料的には安くなりますが、とにかくこちらに来てすぐには物入りなのに、イギリスでは銀行口座を作るのに1週間〜1ヶ月かかる(1年程度の短期滞在では作れないこともある)ので、バックアップとしても持っておくといいでしょう。

注意として、イーバンクのVISAデビットカードとして使うときのPINは、日本で預金の引き出しのときに入力する暗証番号とは別です。一度日本で支払いに使ってみてから持ってきたほうがいいかもしれません。それから、当たり前ですが口座に支払い分の残高がないと使えません(クレジットカードと違い即引き落としですので)。