サブプライム問題で、シティバンクなどのアメリカの銀行の先行きが怪しくなってきている。

イギリスの銀行もサブプライムがらみでかなりの損失を出しているけど、このまま収束するかどうかは不透明。住宅価格もついに下がり始めたので、サブプライムとは別にイギリス国内の住宅ローンからも損失がでるかもしれないという状況だ。

バブル崩壊を体験している日本人としては、そろそろイギリスのバブルもはじけそうだなという予感はあった。もちろん、イギリスは、日本を同じ轍を踏まないようにして、うまくソフトランディングさせるかもしれないので、傷は浅いかもしれない。しかも、イギリスはアメリカほどはモーゲージ(住宅ローン)の審査はいい加減ではない。アメリカではウエーターでも簡単にシェフと偽って何千万円でもモーゲージを組めたという話だから、ほんといい加減なビジネスをしていた。

それでもイギリスの銀行が大丈夫なのか心配になったので、もうひとつ別の銀行に口座を作ることにした。この銀行はそんなには利率もよくないし、手数料も細々とるので、お得ではないのだけれど、その分銀行としてのランクはAaaと非常に高い。とりあえずは、2つの銀行口座でリスクを分散させておくと、なんとかなるのではと期待している。

日本の場合も、結局は公的資金で支えて、預金者のお金が消えることはなかったから、大した貯金のない庶民にはそんなには影響ないのかもしれないので心配のしすぎかもしれないけど。

口座の開設はなんだかしらないけども、とても簡単だった。渡英直後の銀行口座開設の苦労はなんだったのだろうと思うほどだ。すでに1年半以上同じ住所に住んでいて、NI番号を持っていて、銀行口座の利用履歴も良好だからからかもしれないけど、オンラインで申し込むだけで口座を作ることができてしまった。パスポートのコピーさえも不要で本当に良いのだろうかと逆に不安になるぐらいだ。