私の使っている銀行だけなのかもしれないけど、このところクレジットカードがすぐに一時的に使用不可になる。

同じ銀行を使っている知り合いはアメリカに出張中にクレジットカードが止まってえらく迷惑したそうだ。不正使用対策らしく、クレジットカードを使うと、すぐに登録している携帯や自宅に電話がかかってきたが、海外にいるので当然電話にはでられない。電話にでなかったため、とりあえずカードが止まった。念のために書き加えておくと、その知り合いは信用問題はまったくない。

キャッシュカードは問題なく使えるので普段はほとんど問題ないのだけれど、海外旅行中は非常に困る。クレジットカードを使うなという嫌がらせかと思うような対処法だ。

ちょっと調べたところでは、インドにコールセンターがあって、オペレータはコンピュータにより割り当てられた番号に銀行からの確認の電話を次から次へとかけているらしい。オペレータはただ言われたとおりに電話をかけているだけだけど、受ける側になった人の中には一日になんども電話がかかってきて怒っている人もいる。

確認の電話はインドなまりの英語で、いきなり本人確認のために「生年月日を言え」といってくるので、ほとんどの受けてはいぶかしんで、答えずに電話を切る。そうすると、銀行の確認事項が消化されないので、カードが止まったりすることになる。

銀行にとって安全サイドに倒しているのだろうけど、相当に効率の悪い不正使用対策だ。日本でも一度確認の電話がきたことがあるったけど、そのときは使用箇所が短時間のあいだに大きく違っていたというそれなりに怪しい利用状況だったのだけど、こちらではカードを利用する毎にほとんどのケースについて利用確認をしているようだ。私は日本のクレジットカードがあるからいいけど、多くのイギリス人はどうしているのだろうとひとごとながら心配になる。

蛇足ながら、VISAやMasterCardのマークが付いているイギリスのデビットカードはヨーロッパ内ならほとんど使える(らしい)。アメリカや日本でも使えるという話もある。