イギリス人は良く引っ越すようだ。

今のアパートは築3年ぐらいなのに、以前住んでいた人宛に来るDMから考えると少なくとも3世帯は住んでいたことになる。大体1年か半年で入れ替わっている計算になる。もちろんこれは賃貸の場合の話。

簡単に引っ越せる理由のひとつに、こちらの賃貸住宅の多くが家具付きであることがあることがあげられるだろう。洗濯機や冷蔵庫、食器棚、ベッド、ソファー、タンスなど、とにかく大きな家具はほとんど備え付けなのだ。もちろん、家具付きではないアパートもあるので、furnished か unfurnished かを確認してから借りる必要がある。

それでも足りないものがあったので、家具をいくつか購入した。今度の土曜日に届く予定。はたして土曜日にちゃんとイギリス人が働くのか? 大物を買ったのだからさすがにちゃんと届けてくれるだろうと期待。

ちなみに、こういうときの配達人にはチップが必要なのかどうかを同僚のイギリス人に確認したところ、配達料を払っているのだから不要、という答えだった。イギリスは、ウエーターでも配達人でも基本的に給料がでているので、チップはあまりいらないようだ。アメリカだとウエイターはほとんど給料がなくチップを収入にしている場合もあるが、さすが文明国のイギリスは賃金や労働条件に対する規制や指導しっかりしているということなのだろう。労働党が政権与党だしね。

さて、現在のチャレンジ中の課題は、今住んでいる家の電気のメーターの数値を手に入れること。ビル内のどこかにメータがあると思っていろいろ探してみたけど見つからない。隣の人や不動産屋に聞いてみたところでは、ビル管理会社にコンタクトすると、数値を教えてくれるらしいので、現在依頼中。ちゃんと教えてくれるだろうか。というのは、電気メータの数値を電力会社に通知しないと、最大限の電気使用量を推定して、とんでもない電気代の金額の請求書が来るのだ。月額3万円とか。ありえない。まあ、電気メータは日本のように電力会社が読むのではなく、住人が読んで電力会社に伝えることになっているので、通知しない住人の方が悪いというのが電力会社の言い分なのだろうけど。

(追記)うちのフラットは新しいのでメーターは、鍵のかかったボードの中にあるらしい。鍵は管理会社が持っているというところまでは解明した。ということで、メーターの数値を教えてくれるのではなく、ボードの鍵を開けてくれるということらしい。(らしい、というのは、まだ管理会社の人と予定を合わせられていないので、メータの数値はわからないまま)多くのフラットはこんなにややこしくなくて、メーターが地下の部屋や建物の外壁にならんでいて、簡単に読めると同僚が言っていた。