新型のインフルエンザが連日ニュースになっています。

インフルエンザには違いないので万一かかるとつらいでしょうし、大流行すると学校閉鎖や職場閉鎖が起きて、社会が混乱することは間違いないのですが、幸い、強毒性ではないので危険性という意味では既存のインフルエンザとあまり変わらないようです。

日本ではマスクが売れているようですが、イギリスでは健康な人がマスクをしても予防にならないという医学的な調査結果に基づきマスクを奨励していないので、誰一人としてマスクをしていません。というか、西欧でマスクをして街を歩くというのは異様な形相として受け止められるので、マスクの人を街で見たことがありません。

もちろん、発病した人がマスクをするのは飛沫感染の可能性を減らせるため有効だと思います。ただ、ウィルスのサイズが0.08-0.12ミクロンなのに医療用のN95マスクでも0.3ミクロン以上の大きさのものしか捕らえられないので、ウィルス自体は通過できてしまうのです。また、実際問題として、顔や髪や手にウィルスが付着してしまいますし、呼吸するときにマスクの横の隙間から空気が入ってしまうため、期待するほどの効果はないようです。

それよりもウガイや手洗いをきちんとする方が有効なようです。

食料や生活必需品をいつもより多めにストックするのは意味があると思います。水、缶詰、ティッシュやトイレットペーパーなど。なんせイギリスの物品供給はあまり信頼性がないので、インフルエンザが流行すると平気で2,3日スーパーへの仕入れが全面的に止まったりしかねません。備えあれば憂いなし。