外国に住んでいると、日本ではあまり聞いたことのない状況に遭遇することがある。

先日は、夜に突然火災報知機がピッピッと鳴り出した。もしや火事ではと思ったけど、鳴り方が警報という感じではなく、1分に1度ピッと鳴る程度。そんなにはうるさくないけど、それでもこの音は十分耳障りなので、これでは夜よく眠れないかもしれないという感じだった。

このアパートに備え付けてあったマニュアルの束の中から火災報知機のマニュアルを探し出して読んでみると、どうも電池切れの場合にこういうことになることがわかった。早速、天井についている火災報知機の側面から電池ボックスを引き出して、電池を外すとやっと静かになった。

このアパートは奇跡的にいろんなマニュアルが備え付けられていて、キッチンの換気扇の配線図付きマニュアルまであるぐらいだから、なんとかなったけれど、イギリスでは普通はロクにマニュアルもなくアパートを借りている人が多いのではないだろうか。みんないったいどうしているのだろう? 製品の型番をインターネットで調べてマニュアルを探すとかしているのだろうか。