日本からイギリスに送金する方法。

いろいろ方法あるのでぐぐってもらえばいいけど(たとえば、ここに詳しい情報があります)、ポイントは為替手数料と送金手数料という2種類の手数料が、送金しようとしている金額の場合にいくらかかるかに気をつけること。特に、為替手数料は金額に比例しておおきくなるので注意が必要。

ここでは日本にいる家族がイギリスへ送金する場合を考えてみる(イギリスの銀行に受取人名義の口座があるとする)。

単純なのは、家族が日本のシティバンクに口座を持っていれば、窓口で、送金手数料と為替手数料「+1円×金額」でイギリスの銀行に送金できる。イギリスの銀行側でも手数料を取られることもある。窓口で、イギリスの銀行の銀行名、sort codeと口座番号、口座名義を申請する。最近 e-saving口座という口座維持手数料がかかない(シティバンク未利用者のみ)口座もあるので、新たに開設する手もある。

インターネットバンキングができれば、シティバンクの場合は、インターネットを通して海外送金もできる。ただし、事前に送金先の海外の口座を文書で登録しておかないといけない。

日本にある銀行には直接為替できる銀行とできない銀行があって、前者の場合は為替手数料が+1円程度、後者の場合は+4円となる(通貨により幅=スプレッドが変わる)。たとえば、+1円の銀行では、レートが1ポンド=210円のときには、1ポンド=211円で為替が行われる。+4円の銀行では、1ポンド=214円換算になる。金額が大きい場合にはこの差は結構大きい。日本の都市銀行は後者の場合が多い。

高度な技としてはFX為替業者を使うという手もあるようだけど、使ったことはないので詳しくはわからない。基本的には、為替の部分だけを銀行ではなく為替業者で行う(コンバージョンする)という方法。スプレッドは20銭程度になるけど、為替業者の口座に対する入出金の手数料がかかることがある。為替業者で円→ポンドに変えたお金をポンドのまま日本にある送金元の銀行の外貨口座に入れられないとこの手は使えない。シティバンクのマルチマネー口座などがそれにあたる。

金額が小さい場合は、イギリスのATMで日本の銀行の(国際)キャッシュカードで下ろすという手もある。シティバンクのカードはそのまま使える。

逆に、帰国時に、イギリスの口座から日本の口座に送金する場合は、ポンドのまま日本の銀行の外貨口座に送金しておいて、レートが良くなったら円に変えるというのが良いような気がする。