アパートを探し始める。

こちらのアパート(フラット)探しは、日本とだいたい似ている。カナダでは(たぶんアメリカでも)、アパートの大家(land lord)と借り手(tenant)は、直接契約する。大家が新聞のclassifiedなどにアナウンスを出し、それを見た借り手がコンタクトして、下見して気に入れば借りる契約をする、という手順だ。大家が納得すれば、チェックによる月払いで契約できる。というのがカナダの例。

こちらでは、不動産屋を通して契約することが多い。通りのあちこちに不動産屋がある。マンチェスター City Centreだと

Jordan's
Julie Twist
Hunters
Wren

あたりにコンタクトすることにする。

まず、インターネットが使えれば、これらの不動産屋のサイトで自分の条件に合う物件を検索して、1,2件、借りても良いと思うものを決めておく。

次に、電話するか、直接店に行き、下見(viewing)の予約をとる。驚くのは、大体1週間後の日にちを言われる。かように、いろいろなことが予約により進むのが紳士の国である。ホテル暮らしの身としては、早くアパートを決めたいのに、下見までに1週間待たなければならないのはなかなかつらいが、どうしようもない。

下見をして、気にいったものがあると、申し込むことになる。申し込んでから、通常は1週間ぐらい待つことになる。これは、過去2年間のイギリス国内での居住状況と経済状況について調査会社に頼んで調査(reference)するからだ。調査会社は、現在の職場の人事部門に電話したり、過去の大家に電話して状況を聞く。

問題は私のように、英国に住んでいなかった人がどうするか。普通は、6ヶ月の家賃を前払いするしかない。それでもクレジットカード番号を通して、経済状況の調査をするのに3日ぐらいかかる。

ちなみに、8月の後半は、大学生が大量に押し寄せるので不動産屋にとっては、一番忙しい時期になるらしい。逆に言うと、はやく見つけないと、物件がなくなるということだ。

5月に下見に来たときに感じの良かったJordan'sにアパートの下見の予約をとった。来週の月曜日になった。