オミクロン続報2

南アのお医者さんによると、オミクロン株は症状がデルタとは全く異なるので、新型コロナだとわかればPCR検査をしなくても、臨床的にデルタとオミクロンは簡単に見分けがつくらしい。

 

2つ興味深いニュースが飛び込んできた。

 

 

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遺伝子解析の結果、オミクロン株はコロナウイルスの系統の中でも、アルファ株やデルタ等とは別の系統のようだということが分かってきた。アフリカで以前から広がっていたが発見されていなかった旧型のコロナウイルスが変異して広がっているのではという見方も出ている。

 

つまり、オミクロンはデルタが弱毒化したのではなく、旧型のコロナが変異した可能性が高い。そう考えると、オミクロンの咳は肺からではなく喉で止まっていることや、血中飽和度が下がらないことも合点がいく。新型コロナは、過去の風邪コロナと違って、(不自然な遺伝子の変異により)急激に肺炎が悪化する点が凶悪だったのだが、もしかするとオミクロンはその系統のコロナではないから軽症なのかもしれない。

 

もちろん風邪は万病のもと、と昔からいうので風邪様のウイルスであったとしても悪化する人がゼロではない。要は普通の風邪と比べてどれぐらい危険度が高いかで対策を変える必要がある。風邪程度なら、オミクロン株の感染者が毎日数千人ぐらい出てもあまり怖がらずに普通に感染対策をすればよい。

 

専門家は、今後の重症化の可能性もあるから疫学的な分析を待ちたいと言う。確かに可能性としては、2週間後に突然に重症化するウイルスである可能性はゼロではないが、現在報告される症状で本当にデルタと同じような率で重症化が起きると感じているのだろうか。